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2024/05/03  カテゴリー/

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骨髄異形成症候群(MDS)

2013/07/18  カテゴリー/医療

骨髄異形成症候群(MDS:myelodysplastic syndromes)とは、骨髄形態異常によって前白血病状態となり、造血障害を起こす症候群のことですが、骨髄では造血細胞は十分生産されているにもかかわらず、末梢血液中では赤血球・白血球・血小板が減少している病気で、骨髄中の血液細胞は形態学的に異形成(出来そこないのような形をしている)で、この名前が付いています。
 
MDSは、10~20%位が、急性白血病に移行するという機序により、その本態が幹細胞レベルでのガン化によるものと考えられており、前白血病状態と説明されています。
MDSの半数以上に染色体異常がみられることや、1個の細胞から増えているというクローン性が証明されていることがその根拠となっています。

骨髄異形成症候群と白血病の診断の境界線は一般的には、白血病細胞(骨髄芽球)の割合が30%を超えると白血病と診断されますが、WHOの基準では20%以上となっていますので、20%~30%の範囲にあるものは、WHO基準では既に白血病と言うことになります。

また、 DNAのメチル化やヒストン(蛋白質複合体)の脱アセチル化が骨髄異形成症候群の病因や進行にかかわっていると言うことで、最近医療現場で使用されている薬剤の一つに、DNAメチル化阻害薬として、アザシチジン(ビダーザ)があります。

しかし、ビダーザは医薬品添付文書にも重大な副作用として、白血球減少やヘモグロビン減少、血小板減少のリスクを明記していますが、その現実的副作用以上に、阻害薬そのものの持つ危険性の方がもっと重大だと考えられます。

DNAのメチル化は人間のような複雑な生命体を形作るのになくてはならない必須の仕組みであり、遺伝子を使うか使わないかを制御している部分(プロモーター)がメチル化されるとそれを使えなくなるなど、メチル化がその制御に深く関与しています。

ですから、がん細胞では、この「メチル化のパターンが異常になっている」という理由だけで、安易に、これを阻害する、いわゆるメチル化阻害剤などを使用することは、正常なメチル化まで阻害する重大な危険性をはらんでおり、病状をさらに重症化させる要因を作りかねません。

また、骨髄移植が有効だという人もいますが、術後の予後は決して良くありません。
 
これは、骨髄異形成症候群とは何であり、何故発症するのかという原因が明確に特定出来ていない状態で、部分的な病態だけをみて、対症療法的に処置しているということが、完治できない根本的要因となっています。
 
どのような病気でもそうですが、完治するには一つの観点が明確でなければなりません。
それは何かと言うと、いみじくも、医聖ヒポクラテスが諭したように、医師や薬が病気を治すのではなく、人間自体が持っている「自然治癒力(免疫力)」が病気を治すのだ、ということをしっかり理解することこそ、完治への第一歩だということです。
 
病気の7~8割は自分で治すとい言う自覚があってこそ、早期克服が可能であり、特に難病と呼ばれる病気の克服においては、このような心構えが絶対不可欠です。後の2割が医師や薬などその他の力を借りるということです。
 
造血機能の損傷が原因で起こる骨髄異形成症候群であるとするならば、なぜそのような障害が起こったのかを前提として、治療に取り組む必要があり、そもそも造血が骨髄でなされているという既成事実自体が重大な問題をはらんでいます。
 
造血は骨髄でなされるというのはあくまでも仮説であり、腸でなされるということが最も臨床的データに基づいており、腸の機能を回復することで他の臓器の働きも良くなり、免疫力や抵抗力が高まり、結果的に、自然治癒力が最大限賦活化することで病気が治癒に向かいます。
 
その証拠に、腸内環境(腸内細菌叢)を良くし(善玉菌と悪玉菌のバランスを正常化する)、飲料水(高性能フィルターと活水機能を持つ整水器でつくられた活性水素水)や食事を工夫して、食生活や生活習慣を改善し、腸の本来の機能を取り戻すことが出来れば、MDSは徐々に改善に向かい、更に、生薬などを併用した適切な食餌療法をすれば完全に克服出来ることは既に実験済みです。
 
この事からも、腸が造血に深く関与していることは、おおよそ推察できますし、飲食物に含まれる食品添加物や残留農薬、水道汚染物質、薬剤など様々の化学物質や、ストレスや放射線などの環境的因子などにより、体内に多量の「活性酸素」が生成され、その生成された「活性酸素」やその有害化学物質の直接的関与によって、細胞が傷害を受け、病気を発症していることはもはや疑いの余地はありません。
 
このように、適切に考察することが出来れば、治療方針はおのずと見えてきます。
 
関連記事:
骨髄異形成症候群(MDS)と「食餌療法」

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高血圧・・・降圧剤のやめ方

2013/06/08  カテゴリー/医療

降圧剤のやめ方
 ・・・薬を止める4週間ルール

ただ、薬をやめる際には、一気に薬を断ってはいけません。 まず、薬に頼らずに血圧を下げるような生活習慣を心がけることが大切です。 血圧が上がってしまう原因が、あなたの生活習慣の中にあるはずです。 その要因が何なのか考えてみましょう。思い当たる要因があるなら、第一にそれを改善する必要があります。 一般的には、よく体を動かすこと、バランスよく食べること、ストレスを上手に解消することなどが大切です。 生活習慣を見直し、自助努力を続けながら、薬を少しずつ減らします。 薬を減らす方法は、次の「薬をやめる4週間ルール」を参考にしてください。
第一週目は、まず薬の量を半分にして様子を見ます。最も注意が必要なのが、この第一週です。 薬の種類やその人の服用期間、症状の度合いによって、この半減の段階に、2~3週間かかる場合もあります。 体調が悪いなら、必ず時間をかけてください。自分の体調と相談しながら、焦らず、ぼちぼち行うことが肝心です。 そして、この半減をクリアすることができれば、おおむね離脱は成功といえます。
第一週目で何も不具合が起こらないようなら、第二週目に薬の量をさらに半分、つまり、元の量の1/4に減らします。 第二週目も不具合が起こらないようなら、第三週目はさらに半分の量(元の量の1/8)に減らします。 これで問題がなければ、第四週目では、さらに半分の量(元の1/16)へと順次減らしていきます。 ここまで行って何も不具合が起こらなければ、第五週目以降で薬を完全に止めることになります。
繰り返しになりますが、生活習慣を見直し、自助努力を続けて、薬のいらない体を作ること、これが基本とお考えください。
                     ≪マキノ出版ムック『壮快』の「高血圧を自力で治す本」≫

高血圧の治療に使用する薬で、カルシウム拮抗剤や・・・阻害阻害剤等は出来るだけ使用を控えなければなりません
身体の代謝システムの一部をブロックすることで、血管の平滑筋の収縮を抑えたり、アンジオテンシンⅠ阻害剤などのように、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の作用を阻害することで、血管の収縮を抑え、高血圧を強制的に抑える方法は、身体全体の代謝システムを狂わせる危険性をはらんでいます。

特に70歳以上の高齢者は高血圧になるのは自然の摂理であって、高血圧だからこそ長生きできる自然の法則があります。
70歳以上の高齢者では、数々の臨床データより、180/100までは問題ないと断言する無欲な、心ある医師もいるのです。

高血圧は身体の防御システムが作動した結果であって、致命的な高血圧でない限り、食餌療法でしっかり改善できます。
高血圧はストレスや腎機能の低下、動脈硬化など様々の複合的要因で惹起されるものですので、対処療法的にすぐ薬で対処しようとするような安易な考えは禁物です。
高血圧を治そうそして、かえって他の病気を併発しかねません。

薬物依存症になる前に、「病気の80%は自分で治す」という心構えが必要でしょう。

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MHCプラス1分子とは

2013/05/13  カテゴリー/医療

MHC/主要組織適合遺伝子複合体(Major Histocompatibility Complex)の略
MHCにはMHCクラス1分子とMHCクラス2分子があり、クラスI 分子は、古典的クラスI 分子(クラスIa 分子)と非古典的クラスI 分子(クラスIb 分子)に大別され、前者はCD8+T 細胞に抗原ペプチドを提示する膜タンパク質であり、生体がウイルス感染細胞やがん細胞を排除するうえで中心的な役割を果たしています。

これに対して、非古典的クラスI 分子は古典的クラスI 分子よりはるかに分子種が多く、その機能も多様であり、特殊な抗原提示機能を有するもの、ナチュラルキラー細胞の活性を制御するもの、Fc レセプターとして機能するもの、脂質代謝や鉄輸送など、免疫とは無関係な生体過程に関与するものなどが知られています。





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ナチュラルキラー細胞(NK細胞)についてー①

2013/05/12  カテゴリー/医療

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の一種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作させておく必要がないということから、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味で名付けられた。形態的特徴から大形顆粒リンパ球と呼ばれることもある。(Wikipedia)

通常、MHCクラス1分子は自己のマーカーで、およそ全ての体細胞表面に発現していますが、腫瘍やウイルスに感染した細胞では、MHCクラス1分子の発現が低下していることがあり、キラーT細胞の抗原認識には、このMHCクラス1分子が必要なことから、遺伝子異常などでMHCクラス1分子が低下すると、T細胞の攻撃を免れてしまいます。

そこで、腫瘍やウイルスに感染した細胞を排除するために、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が動員されるこことになります。

NK細胞は自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の一種(大型顆粒リンパ球)で、感染細胞などを殺すのに、T細胞とは異なり、事前に感作させておく必要がないことから、生まれつき(Natural)の細胞傷害性細胞(Killer cell)と言う意味で名付けられました。

生体内で、このナチュラルキラー細胞の活性が高まれば、生体の免疫力が向上し、ガンや感染症などの予防や治癒に強力な力を発揮します。

紫イペ、高麗人参、シモン芋、活性青汁などの食べ物のほか、活性水素水などもその働きを強力にサポートする食材として注目されています。

≪ MHCクラス1分子とは≫

MHC/主要組織適合遺伝子複合体(Major Histocompatibility Complex)の略

MHCにはMHCクラス1分子とMHCクラス2分子があり、クラスI 分子は、古典的クラスI 分子(クラスIa 分子)と非古典的クラスI 分子(クラスIb 分子)に大別され、前者はCD8+T 細胞に抗原ペプチドを提示する膜タンパク質であり、生体がウイルス感染細胞やがん細胞を排除するうえで中心的な役割を果たしています。これに対して、非古典的クラスI 分子は古典的クラスI 分子よりはるかに分子種が多く、その機能も多様であり、特殊な抗原提示機能を有するもの、ナチュラルキラー細胞の活性を制御するもの、Fc レセプターとして機能するもの、脂質代謝や鉄輸送など、免疫とは無関係な生体過程に関与するものなどが知られています。

 





 

 

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帯状疱疹について

2013/04/17  カテゴリー/医療

 


発疹はアレルギー(食物性や接触性など)やウイルス、体内毒素(飲食物や呼吸由来の)等が原因となって起こりますが、全身性や、いわゆる部分性の発疹ではなく、帯状の発疹や疱疹は主に水疱瘡ウイルスが原因となっています。
 
風邪などの時に鼻の下や口の周りに出来る発疹は、口唇ヘルペスウイルスが原因ですが、帯状疱疹は体力低下や免疫力の低下などによって体内の神経節に潜んでいた水疱瘡ウイルスが活性化し、発症したものです。

水疱瘡ウイルスは、普段は問題ないのですが、風邪をひいて体力が落ちたり、高齢で抵抗力が落ちたり、抗がん剤治療などで免疫力が低下した時などに症状が現れます。
 
治療薬には、ゾビラックス、バルトレックスといったような抗ウイルス剤がありますが、腎機能障害などの副作用や、基礎体温の低下などを招くので、特にガンや糖尿病などの病気に罹患している人には問題です。
 
全般的に、一般薬剤の一番の問題点は体の酸性化と基礎体温の低下にあります。
 
殆どの病気は、体温低下(冷え性)と体の酸性化体質を改善出来れば、自然に治癒に向かいます。(傷口がほっておいても治るように、自然治癒力が高まることで)

ですから、出来るだけ薬剤に頼らず、体質改善を心がけ、根気よく食餌療法や環境改善(ストレスなどを受けないように)に努めることが肝要です。





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