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2024/04/27  カテゴリー/

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WT1mRNA定量と急性骨髄性白血病(AML)について

2014/07/17  カテゴリー/医療

WT1mRNA定量(BML/リアルタイムRT-PCR法による)の基準値は通常、50コピー/μgRNA未満とされていますが、100コピー/μgRNA以下でも予後は良好とされており、200コピー/μgRNA以上で、同時に数値の減少率が小さかったり、測定値が二回連続して増加したりした場合などは、再発の可能性が大きいと見て、造血幹細胞移植が勧められたりしているようです。

本来、急性骨髄性白血病の再発の診断は、臨床的所見と血液や髄液中の白血球の形態学的異型性により診断されていますが、その予後で予想外の展開を見る場合があり、形態学的に見ただけでは診断が非常に難しい場合があります。
そこで注目されているのが、このWT1遺伝子で、これが急性骨髄性白血病のマーカーともされています。

しかし、このWT1遺伝子異常が必ずしも白血病再発の診断の決め手というものではなく、確率的なもの≪確率が非常に高いというだけ≫であることを念頭に置く必要があるでしょう.

WT1遺伝子はヒト11番染色体短腕13領域上にある遺伝子ですが、この遺伝子の異常が再生不良性貧血や不応性貧血、MDS、白血病などの境界の分類の有効なファクターであることはある程度、信頼できるとしても、このことを理由に投薬の必要性を主張することがあるとすれば、それは大きな問題点をはらんでいるでしょう。

遺伝子異常は内外のストレスによる活性酸素(特にヒドロキシラジカル)や食物由来の有害化学物質(食品添加物、残留農薬、ホルモン剤、水道汚染物質、多薬剤など)やCT、PETなどの検診による放射線被爆などの環境的要因が大きいので、その環境的因子を取り除き(生活習慣の改善や食生活の改善など)、ストレスを上手に解消し、生体のホメオスタシスを向上させ、自然治癒力(免疫力)を向上させることこそが最も重要でしょう。
(環境的因子の中には異常タンパクの産生も含まれます)

ともあれ、急性骨髄性白血病において一番問題なのは、この数値による予後の判定のうんぬんというより、白血球、血小板、赤血球、ヘモグロビン等の全体的な減少傾向を根本的にしっかり改善することで、付随的に骨髄芽球や末梢血芽球の改善をするというスタンスが一番理にかなった改善方法だと確信しています。

白血病克服のためには、木の根に相当する、体の根っことも言うべき胃腸の働きを根本的に改善し、代謝・分解解毒・排泄機能としての肝臓、調節・排泄機能としての腎臓の働きを同時並行的に改善して、体内から病気の要因となっている有害物や老廃物等を速やかに排出することが、何よりも重要です。

そのためには、食生活や生活習慣の根本的な見直しをしながら(飲酒、喫煙などをキッパリやめる)、適切な食事療法や運動療法をしてゆくことで、完全寛解と言うより、完治(よほどの生活習慣の乱れがない限り、再発の可能性はない)を目指す、すなわち、自然治癒力(免疫力)による根本的な改善を目指すのがもっとも有効な手段でしょう。

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