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2024/03/28  カテゴリー/

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高血圧

2012/06/21  カテゴリー/医療

日本の高血圧患者数は年々増える傾向にあり、潜在的患者数は3000万人とも4000万人とも言われています。
 
継続的な治療を受けているとされる高血圧患者数は、厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査では平成20年度の調査で796万7000人と言うデータが出ています。
 
潜在的患者数は国民の約3人に1人、継続的治療を受けているとされる患者数は何と15人に1人の計算になります。
 
高血圧は生活習慣病の一つですが、そのはっきりした医学的原因はほとんど分かっていません。
 
高血圧は原因が明らかではない本態性高血圧症ホルモン異常などによって生じる二次性高血圧(症候性高血圧)に分類され、約90%以上が前者の本態性高血圧です。
 
本態性高血圧は遺伝的要素や生活習慣(肥満、ストレス、運動不足、アルコール、塩分の過剰摂取など)以外に高血圧の原因が見つからない場合の高血圧を言います。
 
二次性高血圧には腎性高血圧と内分泌性高血圧などがあり、前者は、腎臓の濾過(ろか)機能が低下することが原因で、血圧を利用して血液をろ過している腎臓の糸球体が壊れたり、目詰まりすると、更に圧力をかけて糸球体でのろ過能力を一定に保とうとして、腎臓のレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系が作用し、全身の血管が収縮することで高血圧となります。
 
後者は脳下垂体や副腎、甲状腺や副甲状腺などのホルモンを分泌(産生)する臓器が血圧に関与しており、その中でも特に副腎が血圧調節に深く関与しています。
 
その他、交感神経(血圧を上げる)や副交感神経(心拍を抑制)などの自律神経も秒単位の血圧調整を司っています。
 
一般に高血圧は加齢と共に血管が老化することで、動脈硬化血流障害が起こり、発症するようになります。
 
また、塩分の摂りすぎや、運動不足、肥満、飲酒などもその要因としてあげられます。
 
高血圧が持続すると血管内皮が障害され、これを修復する過程で粥腫(アテローム)が形成され、動脈硬化の原因となります。
 
動脈硬化が徐々に進行すると、脳血管障害、腎臓疾患、心臓疾患、血管疾患などの慢性疾患を招来し、脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血などや、虚血性心疾患、心肥大、心不全、人工透析、解離性大動脈瘤、高血圧性網膜症などの深刻な症状となりかねないので出来るだけ早期に、対処療法ではなく根本的治療に取り組むことが重要です。

<参考>
■  レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系
恒常性を保つ内分泌機構の一つで、腎臓から分泌されたレニンが、アンギオテンシノーゲンの活性化をうながし、活性化されたアンギオテンシンが血管収縮を引き起こして血圧を上昇させるとともにアルドステロンの分泌刺激とレニンの分泌抑制を行い、全体的に血圧と体液量を調節する。(Weblio辞書より)

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