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骨髄異形成症候群(MDS)

2013/07/18  カテゴリー/医療

骨髄異形成症候群(MDS:myelodysplastic syndromes)とは、骨髄形態異常によって前白血病状態となり、造血障害を起こす症候群のことですが、骨髄では造血細胞は十分生産されているにもかかわらず、末梢血液中では赤血球・白血球・血小板が減少している病気で、骨髄中の血液細胞は形態学的に異形成(出来そこないのような形をしている)で、この名前が付いています。
 
MDSは、10~20%位が、急性白血病に移行するという機序により、その本態が幹細胞レベルでのガン化によるものと考えられており、前白血病状態と説明されています。
MDSの半数以上に染色体異常がみられることや、1個の細胞から増えているというクローン性が証明されていることがその根拠となっています。

骨髄異形成症候群と白血病の診断の境界線は一般的には、白血病細胞(骨髄芽球)の割合が30%を超えると白血病と診断されますが、WHOの基準では20%以上となっていますので、20%~30%の範囲にあるものは、WHO基準では既に白血病と言うことになります。

また、 DNAのメチル化やヒストン(蛋白質複合体)の脱アセチル化が骨髄異形成症候群の病因や進行にかかわっていると言うことで、最近医療現場で使用されている薬剤の一つに、DNAメチル化阻害薬として、アザシチジン(ビダーザ)があります。

しかし、ビダーザは医薬品添付文書にも重大な副作用として、白血球減少やヘモグロビン減少、血小板減少のリスクを明記していますが、その現実的副作用以上に、阻害薬そのものの持つ危険性の方がもっと重大だと考えられます。

DNAのメチル化は人間のような複雑な生命体を形作るのになくてはならない必須の仕組みであり、遺伝子を使うか使わないかを制御している部分(プロモーター)がメチル化されるとそれを使えなくなるなど、メチル化がその制御に深く関与しています。

ですから、がん細胞では、この「メチル化のパターンが異常になっている」という理由だけで、安易に、これを阻害する、いわゆるメチル化阻害剤などを使用することは、正常なメチル化まで阻害する重大な危険性をはらんでおり、病状をさらに重症化させる要因を作りかねません。

また、骨髄移植が有効だという人もいますが、術後の予後は決して良くありません。
 
これは、骨髄異形成症候群とは何であり、何故発症するのかという原因が明確に特定出来ていない状態で、部分的な病態だけをみて、対症療法的に処置しているということが、完治できない根本的要因となっています。
 
どのような病気でもそうですが、完治するには一つの観点が明確でなければなりません。
それは何かと言うと、いみじくも、医聖ヒポクラテスが諭したように、医師や薬が病気を治すのではなく、人間自体が持っている「自然治癒力(免疫力)」が病気を治すのだ、ということをしっかり理解することこそ、完治への第一歩だということです。
 
病気の7~8割は自分で治すとい言う自覚があってこそ、早期克服が可能であり、特に難病と呼ばれる病気の克服においては、このような心構えが絶対不可欠です。後の2割が医師や薬などその他の力を借りるということです。
 
造血機能の損傷が原因で起こる骨髄異形成症候群であるとするならば、なぜそのような障害が起こったのかを前提として、治療に取り組む必要があり、そもそも造血が骨髄でなされているという既成事実自体が重大な問題をはらんでいます。
 
造血は骨髄でなされるというのはあくまでも仮説であり、腸でなされるということが最も臨床的データに基づいており、腸の機能を回復することで他の臓器の働きも良くなり、免疫力や抵抗力が高まり、結果的に、自然治癒力が最大限賦活化することで病気が治癒に向かいます。
 
その証拠に、腸内環境(腸内細菌叢)を良くし(善玉菌と悪玉菌のバランスを正常化する)、飲料水(高性能フィルターと活水機能を持つ整水器でつくられた活性水素水)や食事を工夫して、食生活や生活習慣を改善し、腸の本来の機能を取り戻すことが出来れば、MDSは徐々に改善に向かい、更に、生薬などを併用した適切な食餌療法をすれば完全に克服出来ることは既に実験済みです。
 
この事からも、腸が造血に深く関与していることは、おおよそ推察できますし、飲食物に含まれる食品添加物や残留農薬、水道汚染物質、薬剤など様々の化学物質や、ストレスや放射線などの環境的因子などにより、体内に多量の「活性酸素」が生成され、その生成された「活性酸素」やその有害化学物質の直接的関与によって、細胞が傷害を受け、病気を発症していることはもはや疑いの余地はありません。
 
このように、適切に考察することが出来れば、治療方針はおのずと見えてきます。
 
関連記事:
骨髄異形成症候群(MDS)と「食餌療法」

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この記事へのコメント

John

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Smitha281 | URL | 2014/05/26/Mon 12:14 [編集]

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