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敗血症

2013/01/23  カテゴリー/医療

敗血症(はいけつしょう、: sepsis)は、病原体によって引き起こされた全身性炎症反応症候群(SIRS)である。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る。もともとの体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別される。逆に敗血症であっても定義上、血液中からの菌の検出は必須では無く、あくまで全身性炎症反応症候群(SIRS:systemic inflammatory response syndrome)つまり高サイトカイン血症の状態を指す。(引用:Wikimedia)

肺炎、腹膜炎、腎盂炎、胆嚢炎、胆管炎、褥瘡(じょくそう)感染など、生体の一部で感染症を起こしている部所から病原体が侵入し、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。

特に抗がん剤投与や放射線治療を受けて免疫力が低下(白血球低下など)している人や、副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制剤を投与されて、感染に対する防御機能が低下している人などが敗血症を起こしやすいです。

また、入院患者でカテーテルを使用している人などで、血管カテーテルを留置している場所の汚染から、体内に病原性微生物が侵入して引き起こされる敗血症も近年増加しています。

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