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抗体とは/免疫作用

2013/01/28  カテゴリー/医療

抗体とは、リンパ球のうちB細胞の産生する糖タンパク分子で、特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して結合する働きを持ちます。
 
抗体は主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。
 
抗体が抗原に結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して体中から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりします。
 
一種類のB細胞は一種類の抗体しかつくれず、一種類の抗体は一種類の抗原しか認識できないので、人間の体内では数百万~数億種類といった単位のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処しようとしています。
 
抗体そのものは菌を殺しませんが、抗体が抗原に結合することで生体がさまざまな作用をします。
抗体による作用には次のものがあります。
 
中和
抗体が病原菌に結合すると、その病原菌が持つ毒性や増殖能力を抑制しますが、これを中和といいます。
 
オプソニン化
抗体が病原体に結合する(抗原に印をつける)ことによって、 白血球が抗原を認識して取り込むのを促進し、補体が活性化されるとマクロファージが取り込める(食作用)大きさにします。
これをオプソニン化といいます。
貪食細胞に結合して食作用を受けやすくする血清因子をオプソニンと呼び、このオプソニンとして働く主な分子として、補体のC3bと抗体のIgG(免疫グロブリン)があります。
一次感染では補体がオプソニン化の中心となり、すでに抗体ができあがっている二次感染ではIgGがオプソニン化の中心となります。
 
補体の活性化
抗体と病原菌との結合によって補体系が活性化します。
補体が活性化するとオプソニン化が促進されたり、病原菌の細胞膜に穴をあけたりします。
 
抗体はIgM、IgD、IgG、IgE、IgAの5種類存在します。
IgGやIgEは受容体を介して細胞に結合することができ、IgEは肥満細胞、好塩基球などに、IgGは好中球、NK細胞などに結合します。

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