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骨髄異形成症候群(MDS)と「食餌療法」

2014/06/06  カテゴリー/医療

▼「骨髄造血説」から「腸造血説」へのパラダイムシフト

骨髄異形成症候群(MDS)は造血機能障害にの一つですが、前白血病状態と言われ、中身は白血病とほぼ同じと言えます。 骨髄穿刺による検査で骨髄芽球数が30%を越えると白血病と診断されますが、WHO基準では20%以上となっており、20%~30%の範囲では骨髄異形成症候群と言うより、既に白血病と言うことになります。

いずれに致しましても、血液細胞の異形成を伴い、未成熟な血液細胞(芽球/白血病細胞)が異常に増殖したり、一見成熟細胞のように見えても形態学的異形成を伴っているため、その機能を果たせずすぐに壊れてしまったり、異常たんぱくの産生により自己抗体が造られ、血液細胞や組織の破壊が進行したりして様々の健康被害をもたらしたりします。

血球減少傾向を伴い、血小板が異常に減少したり、白血球が異常に増殖または減少することで、臓器出血や感染症などで生命の危機に晒される危険性が危惧される非常に予後判定が難しい疾患です。

抗がん剤(ビダーザ)等の使用で、稀に(数パーセントくらい)血小板などの数値の改善が見られる場合もあるようですが、これもあくまでも対処療法なので根本的な解決とはならず、数値の上下を繰り返しながら次第に悪化し、結局、「延命?治療」の領域を越えることは出来ません。

むしろビダーザは医薬品添付文書に記載されているように「劇薬」に分類され、猛毒と言っても過言ではありませんし、むしろその副作用のほうが深刻です。
ただ、通常の抗がん剤よりも少量使うので比較的弱い抗がん剤という触れ込みで最近医療現場で良く使用されています。

しかし、MDSはその原因が分かってみると、決して治らない病などではなく、完治(天寿を全うできる)出来るものであることを理解できます。

今から約60年前の、1950年代に生物学者千島喜久男博士が発表した「万能細胞説」と並行して発表された「腸造血説」が、ノーベル賞を受賞された京都大学の山中伸弥教授の研究開発されたips細胞の出現と、更に、2010 年7 月に慶応大医学部の福田教授の研究室が1滴の血液からips細胞を作ることに成功したこと等によって、にわかに千島学説が再び見直される環境が整いつつあります。

「骨髄造血」から「腸造血」へのパラダイムシフトがなされることで、今まで見えなかったさまざまな病気のメカニズムや解決方法が自然に見えてくるようになるかもしれません。

最低限、現実的に言えることは、この「腸造血」にポイントを置いて食生活や生活習慣を見直し、適切な「食餌療法」を継続していくことで確実に、ある時は飛躍的に症状を改善出来る事実があると言うことです。

関連記事:骨髄異形成症候群(MDS)

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