クロロフィル (葉緑素) |
2011/11/16 カテゴリー/「お助け」用語辞書
クロロフィルは葉緑体に含まれる緑色色素で、環状のポルフィリンにマグネシウムが配位した構造を持ち、光合成で中心的な役割を果たし、光エネルギーの受容体として作用します。
口臭予防や胃腸の浄化作用を助けます。歯磨き粉などにも使用されています。
また、クロロフィル(葉緑素)は、強力な抗酸化作用、殺菌作用があり、胃や腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、消化吸収を助けます。
その他に、造血作用を助け、貧血を改善し、ストレス性の胃炎や吐き気、消化不良なども改善する働きがあります。
更に、クロロフィルは小腸の柔突起の溝(みぞ)に蓄積することで、栄養の吸収や代謝を阻害(妨げる)する化学物質、残留農薬、ダイオキシン等を「吸着」する働きがあることが期待されています。
上図を見てもわかるように、人間の血液(ヘモグロビン)と葉緑素(クロロフィル)の化学構造は極めて良く似ています。
構造式の中心がFeとMgが違うだけで、後は殆ど似かよっています。
プロトポルフィリンⅨに金属配位酵素のFe-キラターゼ、Mg-キラターゼによって、
FeとMgが配位して、生合成されたものが、それぞれヘモグロビンとクロロフィルです。
それだけ変換しやすいということでしょう。
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