乳酸菌と花粉症について |
2012/12/03 カテゴリー/美容と健康
一方、ヨーグルトのように牛乳などの動物の乳に生育する乳酸菌は 動物性乳酸菌と呼び、それぞれ区別している。
動物性乳酸菌は、乾燥、熱、酸に弱く、胃酸で死滅するが、植物性乳酸菌は酸に強く、生きたまま腸に届くため現在注目を浴びている。
植物性乳酸菌は、腸まで届くプロバイオティクス食品であり、腸内生存率が動物性乳酸菌の10倍であると言われている。
植物性乳酸菌の効果として,免疫活性作用、発癌物質の排出・分解、便秘・下痢の解消、病原菌感染の予防などが挙げられる。(引用ーウイキペディア)
人間には外部から細菌などが侵入してくると、それを排除する免疫システムが備わっていますが、本来は無害な花粉などに対して免疫系が過剰な反応を示すのがアレルギー反応です。
粘膜などを通して異物(抗原)が侵入してくると、マクロファージなどがそれを取り込み、T細胞に抗原を提示し、その抗原の種類に従ってT細胞はth1細胞とth2細胞に分化し、免疫が活性化していきます。
しかし、このth1細胞とth2細胞のバランスが崩れ、th2細胞が優位となっているアレルギー患者の場合、花粉などのアレルゲンが侵入すると、th2がB細胞を活性化し、igE抗体の産生が促進化され、肥満細胞に結合したigE抗体に更に侵入してきたアレルゲンが結合して、肥満細胞の脱顆粒が起こり、ヒスタミンなどの生理活性物質が放出されます。
このように、花粉症は花粉がアレルゲン(抗原)となって、鼻やのどから体内に侵入してくることで、体がそれを排除しようとして、鼻水やくしゃみ、鼻づまりを起こすアレルギー反応として現れた症状です。
花粉症になると、スギ(2月~5月)やヒノキ(2月~5月)、ブタクサ(8月~10月)イラクサ(8月~10月)などの花粉がアレルゲンとなって、肥満細胞から放出されるヒスタミンやロイコトリエンなどの生理活性物質によって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を引き起こします。
また、花粉症には、免疫細胞であるth1細胞とth2細胞のバランスが崩れたアレルギー患者のth1細胞を活性化することで、B細胞をきっかけとして肥満細胞から放出されるヒスタミンを抑制するとされる乳酸菌(ラブレ菌、L-92 株、ビフィズス菌G9-1 など)や、ロイトコリエンを抑制する働きが認められているDHAなどが有効とされ、注目されています。
おすすめの乳酸菌食品
↓↓↓
ラブレワールド
その他シモン茶、紫イペ茶、甜茶、はと麦茶などにもその有効性が期待されています。
≪参考≫
ラブレ菌とは植物性乳酸菌の一種で、京都のルイ・パスツール医学
研究センターの所長であった故岸田綱太郎博士によって、京都名物の
「スグキ漬け」から発見されました。
この記事へのコメント