・・・輸血に対して照射されている放射線量は15グレイから50グレイと非常に高線量である。これは日本の医師や放射線技師ならだれでも知っていることだ。・・・福島第一原発事故前の日本の放射線許容量基準が年間1ミリシーベルトである。・・・つまり血液製剤が浴びている放射線量はその許容量の1万5000倍から5万倍に相当することになる。その線量は福島第一原発の核融合炉の近くで浴びる線量よりも高い。ちなみに人間が浴びると必ず死ぬとされる線量が6~10シーベルトとされ、東海村の原発事故で亡くなられた方の被爆線量も6~10シーベルト程度であると推測されていた。・・・放射線の被爆作用は、すぐには現れない。患者の体内に入って6日ほどしたころに、染色体は放射線の影響でバラバラにちぎれていく。つまり輸血した血液は1週間ほど経ってばらけて死んでいく。その血液の死骸は他人の血液の異物そのものであり、人体には有害無益でしかない。その結果が多数の輸血後遺症として出現する。各組織や腎臓や肺胞などの末梢血管を詰まらせることもあるだろう。すなわち、放射線照射された血液の輸血には、全身の血行障害を引き起こし、多臓器不全を引き起こすリスクが潜んでいる。・・・つまり、放射線照射された血液製剤とは「1週間後には必ず全部死んでしまうようなズタボロ血球製剤」なのだ。みなさんはこんなものを体内に入れたいと思うだろうか?(内海医師)・・・「輸血は免疫を抑制し腫瘍を増殖させることがわかりました」(八木田医師)・・・「死ぬ予定のズタボロ血液製剤」などより、「リンゲル液」を代わりに使うのがリスクが低いと思われる。・・・もう一つのリンゲル液のメリットは、輸血製剤の血が固まってしまわないように混入されている「抗凝固剤」が添加されていないという点だ。(内海医師)・・・輸血を受けると言うことは「抗凝固剤」入りの固まりにくい血液を注入されることなのだ。そこには血液を固まらせない薬剤が添加されている。だから、輸血すると血が止まらなくなる・・・さらに輸血が増える。という皮肉な現象が起こる。(船瀬氏)
上記のように、血液製剤の使用は多くの重大な危険性をはらんでいます。
血液製剤は、万一他人のリンパ球が残存していると、体内で免疫作用を起こして、発症するとほぼ100%助からないとされるGVHD(移植片対宿主病)を発症する危険性があります。
このGVHDを回避するためにとして、厚労省により平成10年に輸血に対する放射線照射が義務付けられるようになりました。
輸血は一度、「リンパ球除去フイルター」という装置でリンパ球を除去したあと、それでも残存するので、残存したリンパ球を完全に破壊するために猛烈な量の放射線を照射するのです。
通常、健康な赤血球であれば体内では120日(約4ヶ月)生存しますが、血液製剤の場合は体内に入ると約1週間で死滅してしまい、この血液の死骸が異物となって様々の臓器に機能障害をもたらしてしまいます。
「だるい」「きつい」「倦怠感がある」などの症状の時に「輸血」すると、一時的に楽になるのは決して輸血された赤血球の効果ではなく、リンゲル液(乳酸リンゲルや重炭酸リンゲルなど)を点滴するとその症状が改善されるのと同じ原理で、輸血により血漿成分(放射線で汚染されている)が幾分補われるからに過ぎません。
強力な放射線照射によって染色体がズタズタにされた赤血球に酸素を運ぶ能力などあるはずもありません。
1999年9月30日、東海村JCO臨界事故で大量の放射線を浴び被爆して、2人の方が亡くなられましたが、一人は染色体破壊で造血が出来なくなり、推定16~20シーベルトの放射線を浴びて83日後に「多臓器不全」により亡くなられました。
また、もう一人は推定6~10シーベルトの放射線を浴びて、同じく染色体の破壊により造血が出来なくなり、MRSA感染後、多臓器不全に陥り、211日後に亡くなられました。
このことは、輸血血液への放射線照射の末路を如実に物語っている実例と言えるでしょう。
「貧血」を改善しようとしてこのような血液製剤を輸血すればするほど、混入されている「抗凝固剤」の副作用で、ますます出血傾向(貧血)が助長され、更に大量の放射線被爆で死にかけた血液を輸血されることで、1週間後には死滅した血液の死骸が異物化し、輸血を繰り返しているうちに、体の自浄作用が限界を超えると、臓器にさまざまな支障をもたらす結果となってしまいます。
また、更なる免疫力低下と相まって、輸血が長期にわたればわたるほど深刻な事態を招いてしまうことは目に見えています。
どこかで転換しない限り、感染症や溶血、DIC、多臓器不全などの深刻な事態を惹起しかねず、死へのスパイラルを辿りかねません。
◆一日一回クリックをお願いします♪◆
にほんブログ村
多臓器障害(多臓器不全) |
2016/02/26 カテゴリー/医療
多臓器障害(多臓器不全)とは、心臓、腎臓、肝臓、肺など生命維持に深く関わっている重要な臓器や神経系、消化器系、循環器系などで2つ以上が同時ないし連続的に機能障害に陥った状態のことを言います。
◆一日一回クリックをお願いします♪
にほんブログ村
血液検査関連用語解説 |
2015/11/16 カテゴリー/医療
□ 血液検査関連用語
■ 血算(complete blood count:CBC)
もっともよく行われる基本的な血液検査で、血液中の赤血球、白血球、血小板の数を調べます。
■ 好中球アルカリホスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase:NAP)
成熟好中球の細胞質に存在する酵素。感染症など好中球が活性化された状態で増加します。
慢性骨髄性白血病は、この活性値が低いことが特徴です。
■ 骨髄生検
腸骨にやや太い針を刺して骨髄組織を切り取ります。骨髄穿刺をしても骨髄液が吸引できない場合には有用です。
■ 骨髄穿刺
胸骨(胸の中央にある骨)、または腸骨(腰部の骨)に細い針を刺し、骨の芯となる部分(骨髄)にある骨髄液を注射器で吸引します。骨髄液中に含まれる幼若な骨髄系細胞、赤芽球細胞などの数や比率を顕微鏡で詳しく調べます。
■ FISH(fluorescence in situ hybridization)法
特定の遺伝子にだけ結合する蛍光物質を使って、染色体の中にある目的の遺伝子を検出する方法。慢性骨髄性白血病(CML)の検査では、BCR-ABL融合遺伝子検出のために用いられます。BCR遺伝子とABL遺伝子にそれぞれ違う色を発する蛍光物質を結合させ、2つの色の光が隣り合っている遺伝子が見つかれば、BCR-ABL融合遺伝子がある(=CMLである)と判定できます。
■ G-band(G バンド)法
標準的な細胞遺伝学的検査法。ギムザと呼ばれる色素でDNAを染め、目に見える状態にして顕微鏡で観察する方法。23組の染色体はそれぞれ特有の縞模様(バンド)に染まるため、顕微鏡で見ることにより、どの染色体が欠けているとか、異常があるといったことが区別できます。通常、1人につき分裂途中の骨髄細胞20~30個の染色体を観察します。慢性骨髄性白血病ではPh染色体が認められます。
■ PCR(polymerase chain reaction)法
DNAの中に含まれている目的の遺伝子を、短時間で大量に複製する方法。少量のDNAから大量の目的遺伝子を得ることができるため、慢性骨髄性白血病患者さんでBCR-ABL融合遺伝子がごく少量しか存在しなくても、検出することができます。もっとも感度が高いRT-PCRを用いると、10万個程度の正常細胞の中にBCR-ABL融合遺伝子陽性細胞が1個含まれている場合でも検出が可能とされています。