糖尿病克服2-運動と糖の取り込み |
2013/02/16 カテゴリー/医療
4) 運動不足
インスリンの力を借りなくても骨格筋細胞内への糖の取り込みが可能です。
運動によってブラジキニンやAMPK(AMPキナーゼ)などのホルモンが活性
化することで、細胞内のGLUT4(糖輸送体)が細胞膜に転移し、糖の取り込
みが行われます。
善玉サイトカインであるアディポネクチンも、運動した時のように、
AMPキナーゼを活性化し、糖の細胞内への取り込みを促進化します。
長寿ホルモン、若返りホルモンともいわれるアディポネクチンを体内で増加
させるサプリにはミドリムシ加工食品があります。
おすすめのミドリムシ加工食品はユーグレナ/タス・ヒクです。
茶カテキンも善玉アディポサイトカインの働きを助けることが報告されて
います。
しかし、アディポネクチン受容体が活性酸素などの影響で損傷している場合
などはアディポネクチンの働きが阻害されるので、遺伝子修復機能を高める
サプリが有効でしょう。
遺伝子修復機能を高めることで注目されているサプリには高麗人参や大麦
若葉の青汁、紫イペ(タイボ茶)、シモン芋、キャッツクローなどがあります。
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糖尿病克服1-インスリン産生と作用 |
2013/02/16 カテゴリー/医療
糖尿病克服1>糖尿病克服2>糖尿病克服3>糖尿病克服4>糖尿病克服5
1) インスリン産生の問題
① 膵臓のβ細胞からのインスリンの分泌不足
活性酸素によって、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞におけるグルコース
代謝傷害が起こり、インスリンの分泌が低下しているのが大きな要因とさ
れています。
活性酸素を瞬時に無害化できる「活性水素」の働きが非常に注目されて
います。
② 腸内細菌叢(腸内フローラ)の問題
腸内細菌の中には、膵臓のランゲルハンス島でのインスリンの分泌が低下
すると、代わりにインスリンを産生する善玉菌が存在することが分かってい
ます。
腸内細菌叢の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、体内の糖代謝も異常に
なるとされているので、このバランスを適正に維持することが非常に重要です。
悪玉菌が異常に繁殖すると腐敗が進み、オナラが臭く(インドール、スカトール、
アミン、硫化水素などで)なり、血液も汚れますが、善玉菌と悪玉菌のバランス
が適正であれば、腐敗ではなく発酵が進み、オナラは無臭になります。
大麦若葉の青汁、シモン芋、乳酸菌サプリなどは効果的な食材です。
2) インスリン受容体の問題(インスリン抵抗性)
① インスリン受容体の感受性の低下
インスリンは十分分泌されていても、インスリン受容体の感受性が低下すること
で細胞内への糖の取り込みがうまく行きません。
インスリン受容体の感受性を高めるサプリの代表的なものに紫イペ(南米アマ
ゾン茶)があります。
③ GLUT4(糖輸送タンパク)が発現しない
インスリン受容体が正常であれば、インスリンによって細胞内のAMPキナーゼ
が活性化することでGLUT4が細胞膜にトランスロケーション(転移)し、糖の
取り込みが行われますが、インスリン受容体の感受性の低下でGLUT4が
発現しませんので、細胞内への糖の取り込みがうまく行かなくなります。
※GLUT4…グルコース(ブドウ糖)を細胞内に取り込む専用の通路となる
3) インスリンの作用不足の問題
1)や2)などの要因によりインスリンの作用不足によって肝臓での糖新生が
抑制できず、糖放出が亢進し、血糖値が高くなってしまうことが大きな問題
です。
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抗体は主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。
抗体が抗原に結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して体中から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりします。
一種類のB細胞は一種類の抗体しかつくれず、一種類の抗体は一種類の抗原しか認識できないので、人間の体内では数百万~数億種類といった単位のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処しようとしています。
抗体そのものは菌を殺しませんが、抗体が抗原に結合することで生体がさまざまな作用をします。
抗体による作用には次のものがあります。
中和
抗体が病原菌に結合すると、その病原菌が持つ毒性や増殖能力を抑制しますが、これを中和といいます。
オプソニン化
抗体が病原体に結合する(抗原に印をつける)ことによって、 白血球が抗原を認識して取り込むのを促進し、補体が活性化されるとマクロファージが取り込める(食作用)大きさにします。
これをオプソニン化といいます。
貪食細胞に結合して食作用を受けやすくする血清因子をオプソニンと呼び、このオプソニンとして働く主な分子として、補体のC3bと抗体のIgG(免疫グロブリン)があります。
一次感染では補体がオプソニン化の中心となり、すでに抗体ができあがっている二次感染ではIgGがオプソニン化の中心となります。
補体の活性化
抗体と病原菌との結合によって補体系が活性化します。
補体が活性化するとオプソニン化が促進されたり、病原菌の細胞膜に穴をあけたりします。
抗体はIgM、IgD、IgG、IgE、IgAの5種類存在します。
IgGやIgEは受容体を介して細胞に結合することができ、IgEは肥満細胞、好塩基球などに、IgGは好中球、NK細胞などに結合します。
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血清タンパクと「抗体」(ヒト免疫グロブリン) |
2013/01/27 カテゴリー/医療
人間の免疫作用で最も重要なのがこのγ-グロブリンで、微生物(細菌、ウイルス、カビなど)を攻撃する「抗体」として働きます。
この抗体(ヒト免疫グロブリン)はμ、δ、γ、ε、αの5種類に分けられ、クラス又はインタイプと呼ばれています。
また、このクラスと抗体の種類との対応はそれぞれ、下記のようになっています。
μ→IgM
δ→IgD
γ→IgG
ε→IgE
α→IgA
≫「抗体」という名は抗原に結合するという機能を重視した名称で、
物質としては免疫グロブリン(immunoglobulin)と呼ばれる。
「Ig(アイジー)」と略される。
すべての抗体は免疫グロブリンであり、血漿中のγ(ガンマ)
グロブリンにあたる。
血漿中に存在するタンパクの多くはアルブミン(A)とグロブリン(G)ですが、この血清アルブミンは血清中のタンパクの50~65%を占めています。
また、血清タンパクの基準値は
・ 総タンパク 6.5~8.0g/dl
・ アルブミン 4.0g/dl以上
・ A/G比 1.2~2.0
・ γ-グロブリン 0.7~1.8g/dl
となっています。
カルシウムパラドックスⅣ |
2013/01/26 カテゴリー/医療
■ 牛乳とカルシウム不足
牛乳の摂取によって血液中のカルシウムイオン濃度が急激に増加すると、体は血中の酸・塩基平衡を維持しようとして、余分なカルシウムを尿中に排泄するようになり、かえってカルシウム不足を招く結果となります。
カルシウム不足が長期的に続くと、上記のように骨粗鬆症を招く要因ともなります。
小魚や黃緑色野菜等から摂取されたカルシウムは穏やかに吸収されるので、血液中のカルシウムイオン濃度が急激に増加するというようなことにはなりません。
一方、温泉水などからカルシウムを摂取する方法もあるようで、温泉水を飲むことで骨粗鬆症が幾分改善した例もあるようです。
骨粗鬆症を改善し、さらにヒドロキシアパタイトの産生を抑制し、再石灰化を予防するためには「梅肉黒酢」や「大麦若葉の青汁」「シモン芋」などと共に風化カルシウムなどの良質のカルシウムを継続的に摂取することがより効果的だと思われます。
また、代謝機能を活性化する(余分なものを早く体外に排出する)ことが最も重要ですので、吸収に優れ、あらゆる病気の原因ともなっている「活性酸素」を瞬時に無害化する、還元水(活性水素水)を併用すれば更に効果的でしょう。
≪「活性酸素」はカルシウムの再石灰化を促進する要因ともなっている・・・≫
≪異所性石灰化の原因≫
・高リン血症
・高カルシウム血症
★ 血清カルシウム正常値:10mg/㎗
血清リン正常値:3~4mg/㎗
★ 血清カルシウム値×血清リン値=70以上・・・石灰化しやすい!