カルシウムパラドックスⅢ |
2013/01/26 カテゴリー/医療
たとえば、小魚や野菜などから、吸収の良い高品質のカルシウムを自然のままで(他の栄養素と共に)しっかり補給し、骨への沈着を促進化させることです。
良質のカルシウムを摂取すると、カルシウムポンプを正常化し、カルシウムの再石灰化を防ぐことにもなります。
また、カルシウムが骨に沈着するためにはリン(P)やビタミンDも必須です。
しかし、カルシウムとリンはバランスが重要で、お菓子などでのリンの摂りすぎはむしろ小腸でのカルシウムの吸収を妨げますので注意が必要です。
小魚などはこのリンとカルシウムが実にバランスよく含まれているので最高の食材ということになります。
ビタミンDは太陽の紫外線のエネルギーで体内のプロビタミンDというビタミンDの前駆体からもビタミンDが生成されますので、戸外で日光に当たりながら適当な運動を心がけることが重要でしょう。
更に、酢や梅干し、ミカンなどの柑橘系の果物などにはクエン酸が多く含まれていますが、このクエン酸と一緒にミネラル(カルシウム)を補給すると、腸での吸収率がアップします。これをキレート化と言います。
小魚や黃緑色野菜をバランスよく摂取しながら、出来れば野菜に多く含まれるマグネシウムと共に摂取すれば更に吸収率がアップします。
理想的な比率はCa:Mg=2:1です。
サプリメントでこの比率で販売しているものがありますが、脊髄などでの石灰化による病気(異所性石灰化)やバルソニー症候群・線維筋痛症(全身に激痛を伴う症状で、現代医学では原因不明とされている)などではこのようなサプリは不可です。
更に、牛乳も不可です。
≪風化貝カルシウム(主成分:炭酸カルシウム)等はある程度の効果が発表されている。≫
→ カルシウムパラドックスⅣに続く
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