熱中症について |
2013/07/27 カテゴリー/生活の知恵
体温計で測ってみると39.2度の高熱でした。しばらくしていたら、嘔吐を繰り返し、ふらふらして自分で立つのがやっとで、歩行困難に陥ってしまいました。
状況を聞いて、これは熱中症に違いないと判断し、夜中のこともあって、救急の担当病院に電話しましたが、急患でたてこんでいて、すぐには見てもらえる状況ではなく、あちこちの病院に電話し、5軒目でやっと受け入れてくれる病院をみつけ、消防署の方では救急車を呼んでもいいといわれていましたが、自家用車で搬送しました。
到着すると、すぐに対応してくれ、問診と採血、採尿をした後、輸液(点滴)に入った、点滴は「ラクテック注 500ml」でした。
その後、点滴をしながら、レントゲンを撮りに行きました。
検査結果では、肝臓の機能と腎臓の機能がかなり悪いということでした。
原因をはっきりさせるためCTを撮りたいと医師が言ったので、断ったら、今度は別の医師が出てきて更に強く撮影をするように言ってきたので、それも断りました。
熱中症で一過性的に新機能や肝機能が悪化することを知っていたのと、以前本で読んだある有名な医師のアドバイスが、頭の中にあったからです。
弱っている腎臓や肝臓をCTスキャンすれば、放射線被爆で、1回だけの被爆でも運が悪いと、ガン化する場合があると知っていたからです。
その時、それを契機に、蜘蛛の網にかかった蝶のように、現代医療の落とし穴にはまってしまうと直感しました。
「病気の8割は自分で治す」心がけが必要だというある名医の言葉を思い出し、血液検査のデータをもらって、輸液終了後、帰宅しました。
その後、おもゆとスポーツドリンク、活性水素水、肝機能や腎機能回復のために高麗人蔘エキスや大麦若葉の青汁を摂取し、食前にはすりおろしたリンゴを食べてもらって、4日位でほぼ回復しました。
一時はどうなる事かと思いましたが、現在は肝機能・腎機能も回復し、元気に外出もできるようになりました。
父は、熱中症にかからないように、ペットボトルのお茶を持ち運んで飲んでいたので、大丈夫と思っていたようです。
ナトリウムやカリウム・カルシウムなどのイオンバランスがくずれて、体内の代謝機能が混乱していたようで、病院に行く前、寒い寒いと言って震えながら、母に布団をかけてくれるように言っていました。
すると、高校生の孫娘が、「お爺ちゃんそれは、南極で遭難した人がみな裸で死んでいたことがあったのですが、それと同じ現象で、あまりに熱かったり、あまりに寒かったりすることで、脳の感覚が混乱して、熱いのに寒いという、間違った指令を出しているので、頭や体を冷やさないといけない」と言って、脇の下にタオルを挟んで、首の後ろを冷やすようにしました。
そんなこんなで、家族の助けもあってなんとか事なきを得ました。
これからますます暑くなります。熱中症には本当に気をつけなければいけませんね。
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骨髄異形成症候群(MDS) |
2013/07/18 カテゴリー/医療
MDSは、10~20%位が、急性白血病に移行するという機序により、その本態が幹細胞レベルでのガン化によるものと考えられており、前白血病状態と説明されています。
MDSの半数以上に染色体異常がみられることや、1個の細胞から増えているというクローン性が証明されていることがその根拠となっています。
骨髄異形成症候群と白血病の診断の境界線は一般的には、白血病細胞(骨髄芽球)の割合が30%を超えると白血病と診断されますが、WHOの基準では20%以上となっていますので、20%~30%の範囲にあるものは、WHO基準では既に白血病と言うことになります。
また、 DNAのメチル化やヒストン(蛋白質複合体)の脱アセチル化が骨髄異形成症候群の病因や進行にかかわっていると言うことで、最近医療現場で使用されている薬剤の一つに、DNAメチル化阻害薬として、アザシチジン(ビダーザ)があります。
しかし、ビダーザは医薬品添付文書にも重大な副作用として、白血球減少やヘモグロビン減少、血小板減少のリスクを明記していますが、その現実的副作用以上に、阻害薬そのものの持つ危険性の方がもっと重大だと考えられます。
DNAのメチル化は人間のような複雑な生命体を形作るのになくてはならない必須の仕組みであり、遺伝子を使うか使わないかを制御している部分(プロモーター)がメチル化されるとそれを使えなくなるなど、メチル化がその制御に深く関与しています。
ですから、がん細胞では、この「メチル化のパターンが異常になっている」という理由だけで、安易に、これを阻害する、いわゆるメチル化阻害剤などを使用することは、正常なメチル化まで阻害する重大な危険性をはらんでおり、病状をさらに重症化させる要因を作りかねません。
また、骨髄移植が有効だという人もいますが、術後の予後は決して良くありません。
これは、骨髄異形成症候群とは何であり、何故発症するのかという原因が明確に特定出来ていない状態で、部分的な病態だけをみて、対症療法的に処置しているということが、完治できない根本的要因となっています。
どのような病気でもそうですが、完治するには一つの観点が明確でなければなりません。
それは何かと言うと、いみじくも、医聖ヒポクラテスが諭したように、医師や薬が病気を治すのではなく、人間自体が持っている「自然治癒力(免疫力)」が病気を治すのだ、ということをしっかり理解することこそ、完治への第一歩だということです。
病気の7~8割は自分で治すとい言う自覚があってこそ、早期克服が可能であり、特に難病と呼ばれる病気の克服においては、このような心構えが絶対不可欠です。後の2割が医師や薬などその他の力を借りるということです。
造血機能の損傷が原因で起こる骨髄異形成症候群であるとするならば、なぜそのような障害が起こったのかを前提として、治療に取り組む必要があり、そもそも造血が骨髄でなされているという既成事実自体が重大な問題をはらんでいます。
造血は骨髄でなされるというのはあくまでも仮説であり、腸でなされるということが最も臨床的データに基づいており、腸の機能を回復することで他の臓器の働きも良くなり、免疫力や抵抗力が高まり、結果的に、自然治癒力が最大限賦活化することで病気が治癒に向かいます。
その証拠に、腸内環境(腸内細菌叢)を良くし(善玉菌と悪玉菌のバランスを正常化する)、飲料水(高性能フィルターと活水機能を持つ整水器でつくられた活性水素水)や食事を工夫して、食生活や生活習慣を改善し、腸の本来の機能を取り戻すことが出来れば、MDSは徐々に改善に向かい、更に、生薬などを併用した適切な食餌療法をすれば完全に克服出来ることは既に実験済みです。
この事からも、腸が造血に深く関与していることは、おおよそ推察できますし、飲食物に含まれる食品添加物や残留農薬、水道汚染物質、薬剤など様々の化学物質や、ストレスや放射線などの環境的因子などにより、体内に多量の「活性酸素」が生成され、その生成された「活性酸素」やその有害化学物質の直接的関与によって、細胞が傷害を受け、病気を発症していることはもはや疑いの余地はありません。
このように、適切に考察することが出来れば、治療方針はおのずと見えてきます。
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腸内細菌ーノロウイルスを補足 |
2013/06/30 カテゴリー/健康-NEWS
毎日新聞 6月28日(金)19時1分配信
ヒトの腸内にいる常在菌の一つが、感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスを識別して捕捉することを突き止めたと、北海道大などの研究チームが発表した。ウイルスの除去手法の開発につながると期待される。26日付の米医学誌ジャーナル・オブ・バイロロジーのオンライン版に掲載された。
【ノロウイルスとカンピロバクターが2トップ】質問なるほドリ:食中毒はどうやって防ぐの?=回答・八田浩輔
ノロウイルスは、汚染された物をさわった手指や食品を介して口から体内に入る。腸管で増殖して嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などを起こす。
佐野大輔・北大准教授(水質変換工学)によると、最近の研究でノロウイルスが血液型を決める抗原に吸着することが判明。研究チームはこの性質に着目し、健康な人の便の中の菌を小腸内に近い環境で培養して、この抗原に似た物質を分泌する「SENG-6」という菌を探し出した。
さらに電子顕微鏡で観察し、SENG-6が分泌した物質に、ノロウイルスが大量に結合していることを確認した。
佐野准教授は「細菌を使って下水処理の際にノロウイルスを除去できる新手法を開発できれば、自然環境への拡散を防げるのではないか。予防する食品の開発にも役立つだろう」としている。【大場あい】
腸内細菌と肝臓がん |
2013/06/27 カテゴリー/健康-NEWS
肥満で肝がん発症か=腸内細菌が変化、マウス実験―がん研
・・・時事通信 6月27日(木)2時8分配信
肥満によって腸内の細菌が変化し、肝臓がんを引き起こすことがマウスの実験で分かったと、原英二がん研究所部長らが26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。原部長は「人間でも同様の仕組みが働いている可能性がある。細菌を抑えるなどの発症予防策につながると期待される」と話している。
研究チームは発がん性のある化学物質を低濃度でマウスに塗り、高脂肪食を与えて肥満させたところ、肝臓がんを発症した。肥満させなかったマウスは発症しなかった。
詳しく調べたところ、肥満マウスの腸では、通常のマウスに見られない細菌が増えていた。この菌が作り出した特殊な酸が、門脈を通じて肝臓に移行。一部の細胞に損傷を与えて肝細胞の異常増殖を起こす物質を分泌させ、がんを引き起こしているとみられる。
人間も肥満すると腸内細菌が変化することが報告されている。研究チームは肥満の肝がん患者から採ったがん組織を分析。一部で同様に細胞の損傷が起きていることも確かめた。
今までも、いろんな研究者により、腸内細菌叢(フローラ)とがんとの関係が指摘されて来ましたが、このニュースは今後、のがん治療の取り組みに対して、非常に大きな示唆を与えることになるでしょう。
がんだけではなくて、糖尿病などもこの肥満に関与していますので、本当に、肥満は大敵ですね。
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氷から水、きっかけ解明 |
2013/06/23 カテゴリー/生活の知恵
氷から水、きっかけ解明=結晶構造崩壊を計算―総研大など
時事通信 6月22日(土)19時6分配信
氷の結晶構造が崩壊し、解けて水になるきっかけをコンピューターのシミュレーションで解明したと、総合研究大学院大(神奈川県葉山町)の院生望月建爾さんらが英科学誌ネイチャーに発表した。
岡山大の松本正和准教授や分子科学研究所(愛知県岡崎市)の大峯巌所長との共同研究で、さまざまな化学物質の構造や水を含むたんぱく質の構造が変わる仕組みを解明するのに役立つという。
水分子は小さな水素原子2個と大きな酸素原子1個から成る。固体の氷では、分子が六角形の網を構成するように整然と並んでいる。
しかし、温度が上昇すると分子が揺らぎ出し、分子同士の結合が切れて六角形の形が崩れる所が現れる。望月さんらはこの結合の切れ方に注目し、分子間に働く力の計算を繰り返した。
分子が揺らいで結合が切れ、六角形の形が崩れても、初めのうちはすぐつながって元に戻る。しかし、温度上昇で揺れがひどくなると、つながる際に間違った分子の組み合わせが発生してしまい、連鎖的に組み替えが起きて結晶構造が崩壊することが分かった。