糖尿病とインスリン受容体 |
2011/03/23 カテゴリー/健康110番
糖尿病はインスリンとホルモンが関与する疾患で、Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病に分けられ、Ⅰ型糖尿病は膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が何らかの原因で破壊され、血糖値を調節するホルモンの一つであるインスリンの分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されないことによって発症します。
※ 紫イペの画像の上部(灰色の四角部分)をクリックして下さい♪

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インスリンの働きは、肝臓に蓄えられたグリコーゲンがブドウ糖に分解されるのを抑制したり、肝臓や筋肉などでブドウ糖がグリコーゲンに合成されるのを促進します。
眼球の構造とカロチノイド |
2011/03/10 カテゴリー/「お助け」用語辞書
■ カロチノイド
カロテノイド (carotenoid) は天然に存在する色素で、化学式 C40H56 の基本構造を持つ化合物の誘導体をいい、カロチノイドともいう。テルペノイドの一種で、テトラテルペンに分類される。炭素と水素のみでできているものはカロテン (carotene) 類、それ以外のものを含むものはキサントフィル (xanthophyll) 類という。カロテンやキサントフィルは二重結合を多く含むので抗酸化作用が大きく、植物では酸素が多く発生する場所に多く存在する。極性溶媒に溶けにくく、非極性溶媒に溶ける。したがって、脂肪とともに摂取すると効率的である。なお、カロテンは動物に吸収されるとビタミンAとなる。(引用-wikipedia)
※ カロチノイドは「活性酸素」のヒドロキシラジカルや一重項酸素を
消去する働きがあります。
▼ ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチン/カロチノイド・・・の働き
≪ルテイン≫
ルテインは、カロチノイドのキサントフィル類の一つで、眼の働きに重要な役割を果たしています。
特に眼底の黃班部や水晶体に集中して存在しており、目を通して入ってくる紫外線や青色光から目を守っています。
ルテインは、体内では合成できない脂溶性色素成分で、食物やサプリメントで摂取するしかなく、1日の推奨摂取量は6~8mgとされています。(米国の基準では男性が20~23mg、女性が17~20mgとされています)
ルテインは強力な抗酸化作用ををもち、水晶体では目にとって有害な青色光を吸収し、また、黃班部では、紫外線によって発生する活性酸素(一重項酸素)を無害化しています。
その消去能力は、抗酸化物質であるビタミンEの10倍以上もあります。
目にとって最も重要な黃班部はルテインとゼアキサンチンという成分しか含まれていませんが、特に黃班部の中心窩はゼアキサンチンが、そのほかの部分はルテインが占めています。
ですから、ルテインやゼアキサンチンが減少すると、太陽光線の影響を受けやすくなり、視力低下やその他の眼病を引き起こすリスクが大きくなります。
ルテインは体内では合成できないので、不足すれば食事やサプリメントで補う必要があります。
食べ物ではケールやホウレンソウ、マリーゴールドなどに多く含まれていますが、ブロッコリーやキャベツなどにも含まれています。
≪ゼアキサンチン≫
ゼアキサンチンはカロチノイドのキサントフィル類の一つで、黃班部のもっとも重要な中心窩に存在する成分で、ルテインと同じような働きをします。
ルテインとは構造異性体の関係です。
加齢黃斑変性や目の老化を防ぐ働きがあります。
ケール、ホウレンソウ、ブロッコリー、卵黄、パパイア、マリーゴルド等に含まれています。
≪アスタキサンチン≫
アスタキサンチンはカロチノイドのキサントフィル類の一つで、高い抗酸化作用を持ち、紫外線や脂質過酸化反応から生体を防御する因子として働いていると考えられています。
また、アスタキサンチンは脂溶性色素成分の一つで、光障害から目を保護すると言われています。
アスタキサンチンは、特に海の生物等に多く含まれている天然の赤い色素で、エビ、カニ、サケ、イクラなどに多く含まれています。
カロチノイド研究の第一人者である幹渉博士らが実施した動物(ラット)実験では、二価鉄によって誘発される肝臓細胞ミトコンドリアの脂質過酸化反応を抑えるアスタキサンチンの力は、ビタミンEの1000倍にのぼることが明らかにされています。
またその他の実験で、生物の体内に発生する活性酸素を消去する力は、β-カロチンやルテインと比べ、抜きん出ていたという報告です。
■ フラボノイド
≪アントシアニン≫
活性酸素とアントシアニン/映像
物が見える仕組みは、眼球の角膜からはいった光が水晶体を通り、網膜に像を結びますが、網膜には光に反応する細胞があって、ここに光が当たると神経が刺激され、脳にシグナルが伝わって「見える」と認識されます。
光に反応する細胞(視細胞)には錐体(すいたい)と杆体(かんたい)があり、前者は明るいところで働き、波長識別機能(色選別機能)を持ち、後者は暗い所で働き、波長識別機能はありませんが、1個の光量子に反応するほどの高感度を持っています。
暗い所で作用する杆体細胞にはロドプシンという紫色の色素体あって、光の刺激で瞬時に分解され、またすぐに再合成されます。
このロドプシンの分解・再合成の繰り返しによって光の情報が電気シグナルに変換され、これが脳に伝達されて物が見えるという感覚を得ることが出来ます。
しかし、このロドプシンは加齢やストレス、長時間の目の酷使、直射日光などの強い光を受けたりすると再合成がうまくゆかなくなり、目がチカチカしたり、視界がかすんで見えるようになったりします。
ですので、このように物が見えにくくなった視力低下の状態を改善するためにはこのロドプシンの再合成を正常に保つことが重要となります。
アントシアニンは、このロドプシンの再合成を活性化させることで、目の疲れや、視力回復に効果的に働きます。この働きには即効性があり、約4時間後には視力回復が見られその後1日位持続するとされています。
このような観点から、一度に大量に摂取するというより、毎日必要適量を持続的に摂取することが望ましいといえます。
また、糖尿病網膜症や加齢黃班変性症等の網膜疾患に対する治療法として、点眼等による網膜への薬物送達はほぼ不可能なため、全身循環血から血液網膜関門を介した網膜への薬物送達法による治療法が必要であり、「飲む目薬」の開発が急がれています。
■ タイト結合
上記で述べたように、人の身体において、血液から隔絶され、独立した区域の内部環境保持のために、区域を隔絶している細胞と細胞の隙間を物質が自由に通過できないように厳密にシールドしている結合が、フェンス機能・バリア機能・シグナル伝達機能を持った、「タイト結合」と言われる部分です。
梅(ウメ)の効用 |
2011/02/27 カテゴリー/生活の知恵
今から約三千年前に書かれた中国の古書「神農本草経」の中にも梅の効用について、「味は酸にして平、主に気を下し熱と煩満を除き、心臓や四肢身体の傷み、半身や皮膚の委縮を治し、青黒い痣や悪質な皮膚を除く」と書かれています。
また、奈良時代には、遣隋使や遣唐使によって多くの医書が日本に伝来し、平安時代にはこれらの医書を基にして、現存する日本最古の医書、「医心方」が当時、鍼医師であった丹波康頼(たんばのやすより)によって書きあげられました。
この「医心方」の中にも梅の効用が取り上げられています。
現代では、1937年にドイツの化学者・医師ハンス・クレブス博士によって解明された「クエン酸サイクル(クエン酸回路)」が有名です。
梅の果実は、梅干し、梅肉エキス、梅酢、梅酒などとして、私たちの食生活には欠かせないものとなっています。
このように、梅の効用は古くから医学的にも認められてきましたが、いくつか列挙すると次のようになります。
① 梅干しには抗菌作用があり、外部から侵入してくる病原菌を殺菌し、
解毒する作用がある
② 血液を弱アルカリ性に保ち、浄血作用がある
③ 梅に含まれる「ピクリン酸」には肝臓の機能を高める働きがる
④ クエン酸は疲労回復に効果的…疲労物質である乳酸の発生を抑え
たり、乳酸の分解を促進する働きがある
⑤ 老化防止に効果的…クエン酸により若返りホルモンである
「バロチン」の代謝が活発になる
⑥ 脱臭作用がある…クエン酸、リンゴ酸は魚などの臭いの元である
アミン臭を中和除去する働きがある
⑦ 梅に含まれる「カテキン酸」は腸の働きを活発にし、
便秘解消に役立つ
⑧ マグネシウム、カルシウムなどのミネラルの吸収を助ける…
ミネラル類は体内では不溶性のものが多く吸収されにくいが、梅に
含まれる有機酸の下で錯体をを形成、溶解性が向上し腸壁からの
ミネラルの吸収率が向上する
梅に含まれるクエン酸と一緒にミネラル類を摂取すると、ミネラルが
キレート化されて吸収されやすくなる
以上以外にも様々な効用がある梅の果実は私たちの健康維持にとって、これからますます、なくてはならないものとなってくるでしょう。
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紫イペ(タベブイア・アベラネダエ)の効用 |
2011/02/20 カテゴリー/未選択
紫イペ(タベブイア・アベラネダエ、イペロッショ)は世界最大のオゾン
発生地域である南米のアマゾン川流域のジャングルの中で育つ木
で、ヌンソア科(BIGNONIA-CEAS)タベブイア(TABEBUIA)属に属する特殊金属元素を含有した土壌だけで育つ木として知られています。
また、古代インカ帝国の時代より、「神の恩寵を受けた木」と呼ばれ、インデイオ達によって民間治療の秘薬として伝承されてきました。
南米アマゾン茶(紫イペ)に含まれる成分の中で大変注目されたのが、
天然の抗生物質と言われる ラパコールとキシロイドという成分です。
※ 抗生物質:語源は微生物が産生し、ほかの微生物の増殖を抑制する
物質の総称。(現在の定義:微生物の産生物に由来する化学療法剤)
特に、ラパコール(ラバシック酸)に関しては、イタリア、アメリカ、ブラジル、アルゼンチンなどで世界中で、研究発表がなされ、その驚くべき薬効に、世界中の学者・研究者の関心を集めました。
ブラジルのレシェーフェ抗生物質研究所の理事オ・ワルド・ゴンカルブス・デリマ博士は、ラパコールの情報を科学的研究課題として提起しました。
また、デリマ博士は1965年から7年間にわたって、紫イペの研究に取りくみ、世界で最初に紫イペの樹皮の実効成分研究をした科学者としても有名です。
デリマ博士の、この7年間の研究で、「紫イペ」(タベブイア)は、各種の癌腫瘍に対して素晴らしい効果を発揮することが実証されました。
1968年8月、アメリカのガン化学療法国立サービスセンター抗生物質研究所の特別アシスタントであったジョナサン・ハートウェル博士はブラジルのデリマ博士に一つの書簡を送りました。その内容は「紫イペの抽出液を用いて、抗腫瘍作用のある活動性物質としてのラパコールを分離するこに成功しました」というものでした。
ハートウェル博士は、紫イペ抽出液から取り出したラパコールを毎日人体に投与、摂取させましたが、人体への副作用は全くなく、各内臓など広範囲にわたって薬効を及ぼすことがわかったのです。ハートウェル博士は次のようにも述べています。
「ラパコールは同じノウゼンカズラ科樹木でも、紫色で食虫性(昆虫などを食べる樹木)でない樹木には、ラパコールが含有されず、何の価値もなく、私共が見知できる限り、紫色の花が咲く樹皮のみを使用することが絶対条件である」
また、アルゼンチンのメイヤー教授やそのスタッフによってラパコール製品の製造が開始されましたが、ここで製造されているのがシロップ状のチンキ治療剤です。このチンキ治療剤を数滴使用することで、
消化不良、潰瘍、肺病、腸チフス熱、アメーバ赤痢、マラリア、梅毒、インポテンツ、めまい、禿げ
などが治療できるとしています。
1984年には、ロシアの科学者サーゴボ教授が、タベブイア(紫イペ・イペロクソ)を利用した虫歯予防の練り歯磨きを製造しました。
このようにタベブイア(紫イペ・南米アマゾン茶)の薬効は広範囲におよび、現代医学に見放されたような人に対してでも、驚くべき効果を現し、難病治療の希望の光となっています。
紫イペのラパコールは単体として取り出されたものではなく、自然の生薬としてその成分の一部として存在しているものなので、副作用の心配は全くありません。
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