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2025/09/17  カテゴリー/

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TNF-α

2011/04/11  カテゴリー/「お助け」用語辞書

TNF-α(腫瘍壊死因子:Tumor Necrosis Factor-α)は、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカイン (生理活性物質) の 1 つで、筋肉、脂肪組織や肝臓での糖の働きを抑制する作用があります。肥満時には増加し、糖尿病や動脈硬化などのリスクを高めます。

また、TNFには、主として活性化マクロファージ(単球)により産生される、157個のアミノ酸からなるTNF-αと、活性化Tリンパ球により産生される、171個のアミノ酸からなるTNF-βとがあります。

そもそも、TNF-αは細胞接着分子の発現やアポトーシスの誘導、感染防御や抗腫瘍作用に関与していますが、過剰な発現は関節リュウマチ、乾癬等の疾患の発症を招きます。

また、TNF-αにより細胞内へのグルコースの取り込み阻害やインスリンに対する感受性の低下が生じ、脂肪細胞や肝細胞における脂肪酸の産生を促進し、高脂血症や糖尿病を引き起こすことが報告されています。

その他、敗血症や骨粗鬆症などにも関与している事が知られています。

 ※ TNF-αはマウスに移植した腫瘍に対して出血性壊死を誘発させる因子
   として、1975年に単離され、1984年に遺伝子がクローニングされました。




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レプチン

2011/04/11  カテゴリー/「お助け」用語辞書

脂肪組織で作られ、食欲の抑制とエネルギー代謝の調節に関わるホルモン。
脂肪細胞から分泌されるペプチドホルモンで、アディポサイトカインの代表的なものです。

インスリンの刺激を受けて作り出され、視床下部にある満腹中枢に作用して食欲を抑えます。

また、交感神経を活性化させて脂肪を燃やし、エネルギーの消費を促すことで肥満を抑制する働きがあります。

遺伝性肥満マウスの原因遺伝子を研究する過程で、1994年に発見・命名されました。

レプチンは通常、食欲を抑える働きをしますが、肥満が進むとレプチンの分泌量が相対的に少なくなるだけでなく、レプチンの働きが悪くなってきます。これをレプチン抵抗性といいます。

またレプチンは交感神経を活性化させるため、血圧を上昇させる作用もあります。このほか、免疫調節機能などさまざまな働きがあることが分かってきています。
                          (引用:/厚生労働省 健康用語辞典)





      

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インスリン抵抗性

2011/04/11  カテゴリー/生活の知恵

インスリン抵抗性とは、インスリンは十分に分泌されているのに、効き目が悪くなった結果、血糖値が下がらない状態をいいます。

すなわち、筋肉や肝臓などでインスリンの作用が低下している状態で、抵抗性が生じると、骨格筋や脂肪組織などでブドウ糖(グルコース)の細胞内への取り込みが抑制されます。

インスリン抵抗性を惹起する原因物質はいろいろ考えられていますが、その一つにTNF-α があります。(その他、脂肪酸やレジスチンなどがある)

TNF-αは白血球や脂肪細胞から多く分泌される炎症性サイトカインです。

高カロリーと運動不足によって成熟(正常)脂肪細胞(直径70~90μm)が肥大化脂肪細胞(直径130~140μm)になると、MCP-1(単球走化性タンパク質)が分泌され、それによって、単球が引き寄せられるように毛細血管から遊走し、その遊走した単球が活性化されてマクロファージとなり、脂肪細胞の周りに集まります。

このようにして生じたマクロファージ(寿命は数カ月)がTNF-αを分泌します。

そして、TNF-αは全身へ運ばれ、インスリン受容体の感受性を低下させる(インスリン抵抗性)ようになります。

また、脂肪細胞(交感神経によって支配されている)から分泌される生理活性タンパク質を総称してアディポサイトカインと言いますが、善玉アディポサイトカインとして、アディポネクチン小型化した脂肪細胞から分泌)やレプチン(正常白色脂肪細胞から分泌)があり、悪玉アディポサイトカイン(肥大化脂肪細胞から分泌)として、TNF-α、PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子)、HB-EGF(ヘパリン結合性上皮増殖因子様増殖因子)などがあります。

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アディポサイトカイン

2011/04/03  カテゴリー/「お助け」用語辞書

脂肪細胞から分泌される生理活性タンパク質を総称してアディポサイトカイン(アディポカイン)といいます。

アディポサイトカインには、動脈硬化を促進させる方向に働くTNF-αPAI-1HB-EGF、と動脈硬化に予防的に働くレプチンアディポネクチン等が含まれます。

TNF-α(Tumor Necrosis Factor-α:腫瘍壊死因子α)は、マクロファージより分泌される炎症性サイトカインでもあり、大型脂肪細胞から分泌され、インスリン抵抗性をひき起こします。

PAI-1(Plasminogen activator inhibitor-1)は大型脂肪細胞から分泌され、血栓を形成しやすくします。

HB-EGF(heparin binding-epidermal growth factor-like growth factor)は大型脂肪細胞から分泌され、血管平滑筋の遊走・増殖をひき起こします。

レプチンは白色脂肪細胞から分泌され、視床下部の満腹中枢に働き食欲を抑制します。

アディポネクチンは小型化した脂肪細胞から産生され、インスリン感受性を促進します。

内臓脂肪が蓄積した状態(内蔵肥満)では、これらアディポサイトカインの分泌異常が生じており,インスリン抵抗性を亢進すると考えられています。




 

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サイトカイン

2011/04/03  カテゴリー/「お助け」用語辞書

サイトカインとは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報伝達をするものを言います。





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